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乾製麺所

2011年11月1日作成

乾製麺所ホームページイメージ

「大仏本舗」をきっかけに、より多くの人に本当に美味しい素麺を食べてもらいたい。

乾 全良

Partner Interview
代表 乾 全良
1962年、奈良県桜井市生まれ。大学では食品栄養学科を専攻。卒業後、酒類問屋勤務。父の病気を機に家業を引き継ぎ、現在に至る。乾家11代目素麺士。3児の父。「伝えたいのは、伝統と信念です」と熱く語る。

今すぐにネットで物を売ろうとは考えていない

――現在のお仕事について、簡単にお聞かせください。

大仏本舗、乾製麺所ページ

素麺作りを始めたのは二十年くらい前、父から家業を継いだ形です。素麺というのは、材料は小麦粉と塩水だけ。良い麺を作るには、塩や水の量のわずかな加減を、その日の気候に合わせて調整しなければなりません。毎朝四時に起きて麺の元になる「団子」の状態を確かめ、経験と勘を頼りに水や塩の加減をし、あとはひたすら製麺作業です。仕事が終わるのは早くて夜の六時か七時。大変ですが、やりがいのある仕事でもあります。
うちはもともと商社などへの卸専門だったんですが、設備投資して生産規模を大きくしたこともあり、十二年ぐらい前から小売りも始めました。それからは、平日は素麺を作って、土日は営業、といっても顔見せ程度ですが、各地のお店を回っています。こだわりを持って作った商品ですから、私は一番だと思っていますが、そこは相手のあること、商品の良さを分かってくださるお客様を大切にして買って頂いている感じです。

――乾様には、弊社が運営するネットショップ「大仏本舗」(詳しくは左頁参照)にご出店頂いています。その狙いは?

正直なところ、ホームページで商売しよう、素麺を売っていこう、というのは、まだあまり考えていないんですよ。それよりは、純粋に宣伝効果を期待してのものですね。うちの素麺のことや乾全良の名前がインターネット上に公開される、しかもアマゾンという世界一のEC(物販)サイトに出品される。そこからネットを介して少しずつでも知名度を広げてゆけると思っています。そこであわよくば商品も売れてくれればありがたい、といったところです。営業回りでお客様と話をする時も、アマゾンに載っているというのは一つの話題作りになりますし。

――インターネットの情報発信力は、とてつもなく大きいですからね。

本当は、自分で色々考えてPR活動をしていくべきなんでしょうが、何しろうちは製造が最優先ですし、基本的には、自分が納得して作った商品をとにかく食べてほしい、良ければ買ってもらえばいい、そんな職人気質があるんでね。一方で、何かチャンスがあれば宣伝していきたいという想いも持っています。そんな中、アイプリコムの営業の方から「大仏本舗」をすすめて頂き、これならできる、と思った次第です。ただ当時は忙しくて、サイトに載せる商品説明文も「資料渡すから、全部考えといて。」と(笑)何しろ、ちょっとずつでも前に出て、売る努力も当然していかないと。何かを変えていかねば、何も生まれませんから

活路を開くのは、土産品としてのブランド強化

三輪素麺

――今後の展開、どうお考えですか。

まずは「大仏本舗」を一年間くらい続けてみて、売れ行きを見てからその後の商品展開を考えようと思っています。ですが、本格的にネット通販に踏み出すには、まだ時間がかかると感じています
素麺という商材は、例えばラーメンのように、味噌だ、醤油だ、豚骨だと味の違いがはっきり分かるものではありません。結局は小麦粉と塩しかないわけですから。素麺自体はスーパーでも売っている。他の商品と一緒に食べ比べるならまだしも、今日はこれを食べて明日はこれを食べて、では普通の人に違いは分かりにくいと思うんです。商品の微妙な味わいやこだわりを、サイトで表現できるか、お客様に伝えられるのかと考えると、私自身のスキルや、サイトに手をかける時間的な問題から不安はあります。
また、素麺を買って食べるのはやっぱり年配の方が多く、ネットで物を買う世代とはちょっと年齢層が違うようです。それに、私らの主力は贈答品ですが、最近の若い世代にはお中元やお歳暮の習慣がないですからね。
ただ、素麺単品でのネット販売は難しいかもしれませんが、「大仏本舗」の『奈良の名物・逸品を売る』というコンセプトならば、奈良には観光都市としてのブランドもありますし、名産品・お土産としての販売で勝負できると思います。
これはネット販売に限ったことではなく、いくら三輪素麺が有名だといっても、今の流れでただ単に「三輪素麺、売ってます」だけでは厳しいですね。今後、素麺の売上を伸ばしていくとなったら、お土産ですわ。三輪には大神神社という有名な神社があり、周りには橿原神宮や明日香もあります。観光地化が一層進んで、観光客のお土産に三輪素麺を、という流れがしっかり作れたら、販売量も増えていくでしょう。もちろん二年や三年でできるものではありませんし、奈良県全体としての努力が必要でしょうが、そういう部分にこそホームページというツールが活用できるのだと思います。

乾製麺所 商品紹介・アマゾン

「大仏本舗」の、ここに注目!

http://daibutsuhonpo.com/

乾製麺所 プロフィール

事業内容 三輪素麺、うどん、そばの製造・販売
住所 奈良県桜井市茅原592
電話 0744-42-5152
代表者 乾 全良
設立 1990年

※本事例についての記載内容は、すべて作成日時点のものです。

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