料理旅館 千石荘
2012年10月1日作成
ネット時代を見据えたサイトリニューアル。「積極的な情報発信を」
Partner Interview
下中 龍太郎
1978年、奈良県下市町生まれ。
京都の料亭で修行を重ねた後、2005年、父の経営する千石荘に勤務。料理人でもある父の片腕として、日々調理場に立つ。「100名分のお料理を作っても、お客様が口にするのは、そのたった1つ。どのお料理にも心をこめて、丁寧にお作りしています」と語る。趣味はバイク、ボルタリング。1男1女の父。
お客様への「想い」の部分をサイトで表現したかった
――千石荘様は以前よりホームページをお持ちでしたが、今回、弊社に全面リニューアルをご依頼頂きました。
以前のサイトを作ったのが十年ほど前で、そろそろ変えたいという思いはあったのですが、制作業者が大阪の遠い所にあり、また、他の業者との良い出会いもなかったので、そのままにしていました。
そこにアイプリコムさんの営業の方に会って、この人だったら、と思えました。こちらが聞いたことにはハッキリ答えてくれるし、ドメインやら何やらよく分からないことも(笑)嫌な顔をせず、一から納得できるように説明してくれました。それと、作るだけ作って後は知らない、ではなくてアフターフォローの方もきちんとしてくれるということで、安心してお願いしました。
今はインターネットの時代ですが、アイプリコムさんは、原稿修正などでも、メールを送ってそれで終わりではなくて、当館まで足を運んで対応してくれました。そういう姿勢がありがたかったですね。
――新しいサイトで、特に表現したいと思われたことは?
一番は、吉野川のそばで料理旅館をしているという立地の良さと、新鮮な鮎をお出ししていることです。
それと私たちはいつも、一度来られたお客様に「また来たい」と思って頂ける店づくりを目指しています。当店には、おかげさまで近畿一円からお客様が来てくださっていますが、それもひとえに、最初に来られたお客様が別のお客様を連れて来られ、その方がまた次に別の方と一緒に来られ、ということの積み重ねなんです。
だから何よりも、来られたお客様には喜んで帰って頂きたいし、その方々の期待を裏切らないお料理やおもてなしをしたい。そういう想いの部分をホームページでアピールし、サイトを見るだけでも「行きたい」と思って頂けるように伝えられたらいいなと思っていました。
あとは、私たちが今やりたいこと、PRしたい情報を自分たちで発信できるサイトにしてほしいということ。これは、お知らせ機能や2つのブログを設けてもらいました。
サイトを見ているお客様の多さに、こちらがびっくり
――新サイトの出来映えについて。
「館内のご案内」や「お料理・日帰り」の文章が、すごく伝わってくる内容で、こちらの意向をうまく書き上げてくれたなと思います。千石荘の創業時のことや、鮎をどういう思いで調理しているか、先代からの料理や商売への思いなどを載せたいと思っていたんです。前のサイトも、写真は決して見劣りしないものだったと思うのですが、文章の部分では物足りない部分がありました。今回の文章は、当館の良さを分かって書いてくれているのが、まずうれしいし、本当に感動しました。
写真もとても良くて、トップページも綺麗だし、板前の写真は明暗のつけ方がすごく格好よくて、皆で「匠(たくみ)や!」と言っていました(笑)。
――新しいサイトへの、皆様からの反響は?
ホームページを見ている方が多いのにはびっくりしました。サイトを見ながら、予約の電話をかけてこられるんです。今はスマートフォンなどで手軽に情報を集められるようになったので、それにうまくマッチしたようですね。先日の3連休の最終日も、新規のお客様がいつもより多くいらっしゃって…。感覚として、お客様が増えているという感じはあります。
それと、サイトの検索順位が上がるようにリニューアルしてもらったことで、皆さんに見てもらえているのだと思います。作り替えた甲斐がありました。
あと反響といえば、この間「吉野観光便り」のブログを見て、梨狩りに行ったというお客様がおられました。記事を読んで実際に足を運ばれる人があったというのもうれしいし、吉野の魅力を皆さんにも伝えつつ書き手も楽しめているようです。
――今後の展開についてお聞かせください。
今後は、「お知らせ」のページで、できれば毎月、料理は一品でも二品でもご紹介したい…忙しくて、そこまで手が回っていなくてまだ写真も撮れていないのですが。
あと、先日実施した「敬老感謝フェア」のようなキャンペーンは、以前からぜひやってみたいと思っていたのですが、それをお客様にどう告知しようかと考えていました。それは大変でした。でもホームページなら、簡単にできますから、これからはどんどん増やしていきたいと思います。
千石荘ホームページの、ここに注目!
- トップページでは、吉野川の眺望や豪華な会席料理の写真画像を大きく用いて、千石荘の魅力をPR。特に飲食店のウェブサイトはビジュアルの力が大きいため、最高の写真を撮るべく、撮影は春と夏の2度行った。
- 「館内のご案内」には、当館の創業者より続く吉野への愛慕の情をつづった。吉野川と共にある千石荘のブランディングが狙いで、社長やスタッフへの取材・アンケートを原稿化した。
- ユーザーへの情報発信を手軽に行える、2つのサイト内ブログを開設。中でも、若奥様がつづるブログ「まーちゃん只今修行中!」は親しみやすい内容が好評で、来店客から「あなたが、まーちゃん?」と尋ねられるスタッフもあるそう。
料理旅館 千石荘 プロフィール
事業内容 | 料理旅館業 |
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住所 | 奈良県吉野郡下市町下市633 |
電話 | 0747-52-4070 0120-105-930 |
創業 | 1965年9月 |
※本事例についての記載内容は、すべて作成日時点のものです。