奈良精工株式会社
2015年1月1日作成
現状に決して満足せず常に向上・前進──新サイトへのこだわりは
企業理念そのままに。
Partner Interview
代表取締役 中川 博央
1954年桜井市生まれ。相模工業大学(現・湘南工科大学)工学部機械科卒。1977年奈良ミノルタ精工(現・奈良精工)入社。営業、製造、生産技術、工場次長などを経て2004年11月代表取締役就任。現在は経営の傍ら、医療機器のトップセールスを行う。趣味は花栽培、映画鑑賞、ゴルフなど。「モットーは『未来への挑戦』。どんなことも前向きにとらえ、時代に即した前進を続けます。」
積極的な顧客マッチングの「きっかけ」を作るサイトに
──今回のサイトリニューアルの狙いを。
1つはウェブサイトの集客力への期待です。前のサイトは7、8年前に作ったもので内容も古いですが、それなりにアクセスはあって、これをきっかけに他社とマッチングできた例も多かった。今日は展示会やホームページなど、ビジネスのいろんな「きっかけ」作りの仕方があります。営業マン1人を雇用することを考えれば、サイトに投資した方が効率がいいし、お客様とのマッチングもより一層広くなる、と考えました。
もう1つは、リアルタイムな情報開示のため。自社の動向を都度サイトで発信し、他から「この会社は今、こういうふうに動いてるな」と見てもらうことも大事になってきます。「なんやこのサイト、半年前からずっと変わってへん」っていうのは、ちょっとね(笑)。これまでは一担当者のみしかサイトを更新できない状況でしたが、他の者でも迅速に対応できる形を構築したかったんです。
──では弊社に制作をご依頼いただいた「きっかけ」は?
取引銀行の支店長が、貴社の社長さんと知り合いで、紹介を受けたのが最初です。私はそういう話には、まず乗ってみる、話を聞いてみる主義ですので。御社だけでなく、他にも東京とかいろんな所からサイト制作の話はありましたが、コスト面など色々なメリットを考えて、最終的に貴社を選びました。ちょうど、前業者との契約満了が近づいてきて、どうしようかと考えていた時だったので、タイミングも良かったんですね。
それと、前の業者はサイトを少し更新するのにも制限とか範囲とか決められて、今一つ融通がきかなかった。対応も事務的だったし。その点アイプリコムさんは柔軟に考えていただけて、こちらの要望にも適切に回答してくれたし、会社も近くて何か言ったら飛んできてもらえるのは安心でした。
──以前のサイトは、グリーンをキーカラー(基調色)とされていて、今回も踏襲しましたが、どんなこだわりがあったのでしょう。
私が奈良精工のオーナーになってから、サイトも、社のロゴもグリーンを基調にしました。山の中の会社ということで私自身、緑色に親しみがあるし、グリーンという自然な印象のカラーから、今やろうとしていることに柔軟に対応していく「柔らかい」企業イメージを持っていただければ、と。
これからは、ただお客様から仕事をもらうだけで経営は成り立たない。単なる「加工屋」でなく、自由で柔らかい発想の中で、何でも取り組んでゆく必要があります。また、今日までそうして手を広げてきました。この弊社の姿勢は今後も変わりません。
新しいサイトは出来た。でも、これで終わりではない
──新サイトの制作を振り返って。
これまでにない新しいサイトデザインになったのは良かったです。記事の文章についても、これまで自分が適当に書いていたのを改めて第三者の方に書いていただき、おおむね的を射た形にしてもらえたと思います。
一方で写真に関しては、せっかく撮り方や構図は良くても「これは写しちゃいけない」というものまで入っていたりして難儀しました。私自身が撮影に立ち会えなかったのは反省ですが、撮影する段で、ホームページとしての全体像がもうちょっと見えていれば良かったかな。今出来上がって「もう少しこうしてほしい」と思う部分があるので、そこは今後見直していきたいと思います。
サイトに写真を出されるのを嫌がる社員もいました。これは私の責任。社員たちが「こんな良い会社に、自分はいるんだ」と自慢したくなるようでなければ、と思いました。
──今後の展望をお聞かせください。
ホームページは単に作ったら終わりじゃなく、常に会社に合った形に変化させねばならないと思います。今のホームページは、今のありのまま。これから会社がどうなり、どんなお客様とマッチングできるのか、どんな商品を作っていくのかは未知数です。医療・光学機器部門をベースにどう発展させていくかは、これからの弊社の動き、頑張り次第。大きく飛躍したいです。
また、将来的に自社商品を紹介するコンテンツも欲しい。昨年は、医療関係ではお客様からの様々なご要望があって、自社製品登録した商品が非常に多かった。これからもっと活性化していくでしょう。
新しいサイトで、まずはスタート地点に立ち、思う形の方向付けはできました。だけど決して現状に満足したわけじゃない。これからも私たちは進化し、成長してゆきます。今後1年間の展開を見て、その結果を踏まえて、業態に合うようサイトを刷新していきたいと思います。
奈良精工ホームページ
トップページには、同社の技術の粋である製品群の写真をダイナミックに表示し、社の「顔」である中川社長の写真でインパクトと訴求力を高めている。デザインは緑を基調とし、随所に取り入れたポリゴンデザインは「金属加工」の象徴。
奈良精工の「強み」を紹介するページ。中川社長や関係者へのヒアリングに基づき、ライターが原稿作成を行った。具現化しづらい「企業力」を文字と写真で表現するのは、コーポレートサイトの役割の一つである。
同社の製造事例一覧。50品目以上の製品をカテゴリ毎にソートして表示できる。個々の製品データは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)によりクライアントの手で容易に追加・更新が可能。
奈良精工株式会社 プロフィール
事業内容 | 医療機器・光学機器・輸送用機械などの製品及び部品の製造 |
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住所 | 奈良県桜井市小夫3681 |
電話 | 0744-48-8511 |
代表者 | 中川 博央 |
※本事例についての記載内容は、すべて作成日時点のものです。