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大和万葉の里 堤農園

2015年2月1日作成

大和万葉の里 堤農園

日々探求を続ける栽培法へのこだわり。「本物」こそが、ネットでも評価される。

代表 堤 耕三Partner Interview
代表 堤 耕三
1988年天理市生まれ。神戸学院大学法学部卒。オーガニック栽培についての造詣を深めるため日夜勉強・研究を怠らない。趣味はスポーツ全般(野球・ゴルフ・ラグビー・テニスなど)。「モットーは『安全・安心で美しいものの追究』。作る自分と、食べる相手と幸せを分かち合えることが喜びであり、やり甲斐です」。

思わぬ反響・効果の大きさにインターネットの重要性を痛感

大和万葉の里 堤農園──堤農園様のサイトを作らせていただいて、はや3年になります。その後の反響はいかがですか?

おかげさまで毎年のように、サイトを通じていろんなお客さんが集まって来てくれています。客層も以前とは全然違いますね。

以前は知り合いとか口コミとかで売ってきて、東京になんてほとんど出していなかったのが、今はネットで注文が増えつつある。特に業者さん、飲食店さんとかが自分の店で使いたいって。旅館やホテル、蕎麦屋…。あと日経からも「掲載しませんか」と電話があったりしました。改めて、インターネットの重要性というのを痛感している今日この頃です。

──制作当初は、ウェブサイトに何を期待していましたか?

うちは代々、山の芋の卸をやっていますが、最近は安心して扱える芋が少なくなってきました。一方でお客さんのニーズは、毎年高くなっている。「じゃあ自分で作ろう、作るしかない」「作るからには日本一の、安全・安心で美味しいものを」と、手探り、試行錯誤の芋作りを始めました。その取り組みをいろんな人に見てもらおうという、いわば名刺代わりのサイトです。

山の芋はマイナーな商品だし、パッと売れるような市場じゃないから、はじめはサイトの費用対効果が分からず不安もあったけど、アイプリコムさんの社長が「作るんだったら、しょうもないサイト作っても一緒、逆効果です」と言われるので、それやったらええもん作ろう、と。

結局、山の芋の良さって何か?って聞かれたら、現場じゃないですか。土の良さとか、農薬を使わないこととか。実際、農家でも若い世代は、今までの農業の固定観念にとらわれず安全・安心を追求しています。私たちも無肥料・無農薬で、毎年作り方を工夫して頑張っている。農薬とか使わなくても、美味しいちゃんとした商品ができる。そういったことをはっきりお客さんに伝える媒体として、ホームページに期待したんですね。

──制作時の思い出を。

サイト制作がちょうど掘り取りの繁忙期と重なり、大変でした。

原稿は最初のものからずいぶん手直ししましたね。うちのやっている取り組み、本当に伝えたいことをアピールしきれていないと感じたので。サイトの構成や写真は申し分なかったです。

それとサイトを作っていく中で、「どんなものができるんやろう」という期待や、自分がインターネットという未知の世界、今までと違う次元の中に入っていくことへのワクワク感があったのを覚えています。

多くの農家は、「売る」以前に「伝える」努力をしていない

──サイトを作ったことによる、一番の変化は何でしょうか。

このサイトを通して、自分の頑張りを誰かが見てくれている、というのは大きいですね。その中には土壌の現場を知っている人もいるんですから、嘘はつけないし、仕事にも手を抜かれへん。そして、その結果が返ってきて、また頑張ろうという気持ちになるんです。ブログひとつでも、近所のおっちゃんたち、めっちゃ見てました(笑)そういう人がいるとい
うのは、やっぱり仕事が前向きに進む励みです。

よその農家さんのサイトを見ていると、栽培方法を出しているところはほとんどない。一方で、私たちの芋作りに関心を持たれ、その値打ちや価値観を分かってくれる方は必ずお客さんになってくださいます。

これからの時代は、ちゃんとした物、本物しか残らないだろうと思っています。消費者は敏感ですから。そうなった時に、いくら本物を作っていても、その価値を伝える媒体が必要。私らは、できる限りのことを伝えなあきません。多くの農家は「売る」以前に、「伝える」のをやり切っていない。こんな苦労して、こういう作り方で、こうしてるんですよ、と。それを消費者が判断すればいいので。

大和万葉の里 堤農園

──今後の抱負をお願いします。

近年は気候も変わって、なかなか良いものが出来にくくなっています。今年よりも来年、再来年と美味しい物ができるよう、その難しさと戦っているところです。そのためにはオーガニックとか、今の最先端のものを導入していかねばなりません。何しろ山の芋を無肥料・無農薬で栽培するのってそんな簡単なことではないので、あくまで自分自身がどこで納得するかです。

その上で、そうした自分たちの努力や想いを、いろんな人に知っていただいて、応援していただきたいっていうのは本音ですね。そこはサイトを活用して丁寧に進めていきたいと思います。

大和万葉の里 堤農園

堤農園ホームページ

http://www.yamanoimo.com/

大和万葉の里 堤農園 プロフィール

事業内容 農産物(大和芋・米など)の生産・販売
住所 奈良県天理市武蔵町509番地
電話 0743-67-0218
代表者 堤 耕三

※本事例についての記載内容は、すべて作成日時点のものです。

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