日進不動産株式会社
2015年4月1日作成
今、住宅営業のカギは若い女性層へのアプローチ。ターゲットを明確にした新サイトで顧客拡大を狙う。
Partner Interview
営業課 川口 孝一
1974年大和高田市生まれ。近畿大学商経学部卒。不動産業の営業畑一筋でキャリアを重ね、2003年日進不動産入社。趣味はパソコン・インターネット。1男1女の父。「営業マンとして一番大事なのは笑顔。それと『話し上手よりも聞き上手』。自分からまくし立てるのではなく、お客様の声をしっかり聞き、理解し、一つ一つお応えしていくよう心掛けています。」
ウェブサイトとチラシが複合的に効果を生む
──サイトリニューアルの経緯を。
以前のサイトを作ったのは６〜７年前のことで、特に不具合とかはなかったんですが、デザインが多少古臭くなってきたのと、何より安っぽくて、他社さんのサイトを色々見ていると「うちの、みすぼらしいなぁ」と（笑）。それがリニューアルを考えた一番の理由ですね。それと今までは、画像の差し替えとかサイトの更新を自分らでやっていて、色々と不便さを感じていました。
他の制作会社も探しましたが「ホームページ 作成」とか検索したらいっぱい出てきて、それがどんな会社かもよく分からない。過去にお願いした制作会社が潰れてしまった経験もあったし、１回作りきりのものならともかく、ずっと継続して変えていく、良くしていくのがホームページですから、会社としての安定性は大事でした。なので、他社さんにはそれほどアプローチしなかったですよ。
──日進不動産様には、チラシ印刷でもお世話になっています。紙媒体とサイトとの兼ね合い、どうお考えですか。
不動産業は、昔から宣伝方法といえばほとんどが折込チラシでしたが、最近はその効果が以前より少ないです。毎月の折込部数が目に見えて減ってますからね。今後恐らく増えてはいかない。実際、「新聞、取ってないよ」というお客様も多いですし。一方でインターネットが急速に普及し、新たな方法を取っていかねばならない、という状況です。
うちのような業種は、サイトを新しくしたからって劇的に売り上げが上がるものでもありません。でもお客様にとってサイトがあるのは大前提、必ずご覧になっています。チラシを見て、サイトを見て、関心ある物件の場所を調べて先見に行って…という形。戦略上は紙のチラシもホームページも宣伝ツールと考えていますし、それぞれが複合的に、お客様のリアクションにつながるということです。ですから両者の作り方をある程度統合した方
が流れが綺麗ですし、やりやすい。その意味では、一個の原稿やデータを紙にもウェブにも兼用してもらえる便利さが貴社にはありました。
それと、チラシは配って終わりという一過性の面がありますけど、ホームページはずっと見られ続けるものですから、会社として恥ずかしいようなものは作れない、しっかりしたものが必要だと思っています。
今のターゲット層に合ったデザインを作ってくれた
──新しいサイトは、以前のものとは一変したデザインとなりました。ご感想を。
「若い女性向きに」と希望していたこともあり、色合いとかは綺麗だなと思いました。柔らかい感じになりましたし。女性のデザイナーさんに担当してもらったので、その目線も取り入れてもらっていると思います。
家に求められるニーズは、その時代のライフスタイルや家族構成によって変わります。例えば昔は、子は親と同居、大きな実家を長男一家が継ぐ、みたいなのが前提にありましたが、今はそうでもない。子どもの人数もそう。今、私たちがモデルとしているターゲットは、二十代〜三十代のご夫婦と、赤ちゃんから小学校入学前くらいの小さいお子さん２人。サイトのデザインも、そこに合わせていくようにと考えました。
スマートフォンでの閲覧を想定して、レイアウトを工夫してくれたのも気に入っています。でっかいボタン、押しやすいです（笑）。年配の方にも優しそうです。最初見た時は違和感が無くはなかったんですが、これが今のデザインなのでしょう。今どんどん、スマホとかタブレットに移行してきてますからね。
ホームページって無数にあって、いろんな会社のサイトを見れば見るほど、どれが正しいのか本当に分からなくなりますが、「その会社のカラーを出して作る」ということでは、今のところ、私たちの「こういう感じ」というイメージで出来たんじゃないかと思います。
──今後の展望をお聞かせください。
いずれ必ずやりたいのは、物件情報に「仲介物件」を掲載できるようにすること。物件情報に関しては、今回はイラストやＣＧパースばかりで作ったので、今後ページをリニューアルする時は写真をメインに据えてみたいですね。いつも現場の写真をたくさん撮ってもらうんですが、せっかくプロに頼んで何百枚と撮っても実際チラシに載せられるのはほんのわずか。それをホームページで積極的に活用していけたらと思います。
あと、スタッフブログも検討したんですけど、続かなくなったら逆効果なので、これは機が熟したら…。
これからも地元密着という営業スタイルの中で、その時代に対応した販売方法やサイトを考えていきたいと思います。
日進不動産ホームページ
「若い女性向け」「明るくカラフル」をテーマに、優しい色使いやフォントで構成したページデザイン。スライドショーの各バナーから物件詳細情報にアクセスできる。大きめに配したボタンも川口さんはお気に入り。
物件ごとに詳細情報ページを作成。サイドメニューは設けずブラウザの表示幅を最大限に活用し、かつチラシのデザインをベースに作成することで、制作業務の効率化と、紙・ウェブの相乗効果を狙う。
地元密着、長年の実績といった日進不動産のサービス・ポリシーを紹介。見込み客に安心を与え、選んでいただくために自社の「強み」をPRするコンテンツは、現在のコーポレートサイトでは必須といえる。
日進不動産株式会社 プロフィール
| 事業内容 | 分譲・注文住宅の設計、施工、販売、仲介、リフォームなど |
|---|---|
| 住所 | 奈良県橿原市土橋町170-5日進不動産ビル |
| 電話 | 0744-25-4554 |
| 代表者 | 竹中 將浩 |
※本事例についての記載内容は、すべて作成日時点のものです。
