株式会社テンダーボックス
2015年8月1日作成
コーポレートサイトは大切な企業の「顔」。
自社業務を広くPRし新たなビジネスの懸け橋に。
Partner Interview
代表取締役 華田 宗孝
1944年、大阪府生まれ。ムーンスター(シューズメーカー)、旧・明治製菓「ザバス」総代理店などを経て1997年テンダーボックス設立。「思いやりを大切に」が信条。趣味はウォーキングで、海外のツアーにも参加するほど。「思いやりを大切にした人づくり。優しさを大切にした物づくり。この二つによって、笑顔と元気を与えられる会社にしたいです。」
お客様に選ばれるための会社の強みを明確に持たねば
──今回、貴社コーポレートサイトを制作させていただきました。ご依頼のきっかけは。
弊社の主業務は菓子材料など食品の卸売や商品開発ですが、これまで自社ホームページの内容はほとんどがmamma(レストラン)と手作りジェラートに集中していました。テンダーボックスが何をしている会社かをもっとアピールし、そこからビジネスを広げたかったのが一つです。
それとインターネットへの取り組みの遅さです。たとえば大仏本舗のようなことも、前から「自分らでやろう」と言っていたけど
誰もできない。今後企業として生きていこうとする中で、もっとネットを活用しないと、というのも大きな課題でした。会社全体のスキルアップ、もっと時代に沿うためにも新しいサイトが必要と考えました。
──弊社をお選びいただいた理由は。
毎月『growth』を送ってもらって、印象に残っていました。綺麗に作ってある。内容も毎回「奈良の企業さん、がんばっておられるな、負けたらいかんな」と励みになっています。セミナーもやっているし、あれを見て「うちのホームページも、いいの作ってもらえるやろうな、一度電話してみよう」と思った。それがまず一番でしたね。
──サイト制作で大変だったことは?
うちは流通業ですから、取り扱う商品はどんどん変わっていく。どの商品をどうサイトで紹介するかが難しいところでしたね。新陳代謝が激しいから、以前に扱っていたものが「この商品、もうやめましたよ」となる。だから新しいサイトに何を載せるか検討することが、良い意味で業務を整理する機会になったと思っています。
それとサイト制作の中で「うちの会社の特徴は何か?」と問われた時、短所はよく見えるんですが長所がなかなかうまく出せなかった。例えば「思いやりを大切にしている」といっても、スタッフが皆そうしてお客様と接しているかは分かりません。個々の人間性によるものだし、漠然としている。もっとしっかりした会社の強みを持たないといかん。商品一つ売るのでも、相手にどれだけのメリットがあるのか、真剣に訴えていかなあかんとは思いました。
ホームページは第一印象。「中身」は私たちが作ってゆく
──新しいサイトのご評価をお願いします。
いろんな仕事を総合的にやっているのがよく分かるサイトです。企業理念の「思いやり」「優しさ」といった部分も、想いに近いものを作ってもらえたかな。ちょっと会社としての格が上がった感じです。やっぱりウェブサイトって会社の顔やからね。良いものを作ってもらって、テンダーボックスとして一層プライドを持ってやっていけるな、と。
ホームページを見たと言ってくださるお客様も増えてきました。サイトに大きく出ている営業マンに直接電話が入るようで、「見られてるんや」っていうのは感じています。きちんと会社を表現することで、いろんな人が集まってくる。また弊社が朝日新聞で紹介されたのと同じタイミングで公開したので、「テンダーボックスってどんなんや?」とサイトを見た人は結構いるんじゃないですか。新聞との相乗効果もあったと思います。
──今後の展望をお聞かせください。
競争相手がたくさんある中で、どう勝ち抜いていくか。それは小さくても「メーカー」になることだと考えています。今後の食品業界、弊社もどうなっていくか分からない。生きていく術を持っておかないと。それがmammaでの小売であり、手作りジェラートというオリジナル商品、レストランです。
こうして今回ホームページを作ってもらったことで、メーカーとしての営業もどんどんやっていけます。色々な人の力を借りながら、うちの商品を伸ばしていくつもりです。特にうちのジェラートは今年、コンクールで世界6位になりました。日本最高位の栄誉を得たことを大事にしながら、奈良から全国進出を図りたい。全国のいろんな所とご当地ジェラートでコラボしたら面白いなと。
それと、ホームページは会社の「顔」で第一印象だから大事なんですが、その中身、「人物」はやっぱり我々が作らなあかんと思います。見た目だけで良いのなら、綺麗なサイト作って終わり。そこから営業が外へ出て行って仕事につなげていかないと。ネットでも電話でも相手は見えません。でも実際にお客様に会って「あ、この人こんなんや」っていうのをつかんでくる。ネットはそこに至るための手段だと考えています。
まだ新しいサイトを十分に活用できていないけど、ブログや動画もやっていきたいし、いずれはもう少し全国的に見てもらうようにしないと、と思います。
テンダーボックスホームページ
トップページ。サイトデザインはテンダーボックスの企業理念である「思いやり」や「優しさ」を表現するべく、曲線を用いた優しく柔らかいテイストとし、暖色中心のカラーリング、「人柄=人物写真」を前面に出すなど工夫した。
サイトでは同社の多角的な事業内容を詳しく紹介。また「取扱商品」のページ(写真)では、CMS(コンテンツマネジメントシステム)により容易な更新を可能にし「商品展開が流動的で固定しづらい」との懸念に応えた。
手作りジェラートのページでは、OEM製造の魅力や「ご当地ジェラート」製造実績を分かりやすくPR。BtoBの営業ツールとしての活用を期待。「新しいサイトによって営業がどれだけスキルアップできるかが大切」と華田社長。
株式会社テンダーボックス プロフィール
事業内容 | 食品・製菓材料の卸販売、手作りイタリアンジェラートの販売・製造、レストラン「mamma」の経営ほか |
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住所 | 奈良県生駒郡平群町菊美台1-7-33 |
電話 | 0745-46-1081 |
代表者 | 華田 宗孝 |
※本事例についての記載内容は、すべて作成日時点のものです。