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株式会社松井農園

2010年7月1日作成

感応メロンホームページイメージ

すべては、「本当に美味しいメロン」のために。熱い想いをこめたサイトはブランド化への第一歩

松井 邦彦

Partner Interview
専務取締役 松井 邦彦
1975年、奈良県生まれ。約4年の銀行勤務後、農学を学ぶためアメリカに留学、2002年、松井農園入社。趣味は読書と旅行。夢は、メロンを通じて疲弊した地域の活性化に貢献すること。

ウェブの機能を駆使してメロンの魅力を余さず伝える

──このたび「感動メロン」という新しいブランドのサイトを作らせて頂きました。ブランド設立のきっかけをお聞かせください。

感動メロン動画ページ

「栽培が難しい」「当たり外れが多い」といった理由で、生産者や消費者のメロン離れが進む中、メロンという果物の魅力や本当の良さを多くの人に知ってほしい、という思いをずっと抱いていました。インターネットの活用も考えたのですが、以前に作った弊社のホームページは全く機能しておらず、何をどうすれば良いか、分からなかったのです。
その後、アイプリコムさんのセミナーに参加し、インターネットの大きな可能性と、そこに存在する様々なロジックを学びました。そして事業展開についてWEB開発部の方と話し合い、「メロンのブランドを立ち上げ、その商品価値と栽培方法の普及を、プロジェクト化する」という結論に至ったのです。

──数あるサイトコンテンツの中でも、ムービーによる栽培法の徹底解説は大変画期的です。

動画には、栽培の手順だけでなく、メロンの生理生態、一つ一つの手作業が植物にとってどういう意味があるのかといった部分まで収めています。ここは実際、生産者の方々にもあまり知られていません。それを難しい文章でなく「見る」という一番簡便な方法で伝えられたのは、ウェブあってのものです。次に農業を担う人たち、メロン作りに興味を持った若い人たちが、この動画を見て何かのヒントにしてもらえると、うれしいですね。
難しかったのは、撮影計画の段取り。天候の問題もありますし、なにせ生き物相手ですから、交配などは、本当に限られた時間の中でやらねばならなかった。
また、栽培について端的に説明するには、どう言葉を選べば良いか、という苦労もありました。世界中の人が訪れるインターネットである以上、一般の人の目線も無視できません。専門用語ばかりでは不親切です。基本的には、農業のセミプロから、趣味で野菜作りをしている人をユーザー層に想定しています。

現状を良しとしては進歩なし 農家も、私たちも変わらねば

──このサイトの中で、松井さんお気に入りのページは?

コンテンツとして何かあるわけじゃないですが、「空いたハウスで感動メロンを作ろう!」というページは気に入っています。
というのは、特に昔からの農家では、「メロン作りは難しいもの」と決めつけているところがあって、せっかく有効活用されていないビニールハウスがあっても、「メロン、ああ良いですね、でもね……」となる。でも今は、品種も、ハウスの仕組みも変わってきているんです。
たいていの人は、自分の今ある状態から変わらないことを良しと考えます。しかし、変えるべき所は変えていかないといけない。「感動メロン」を立ち上げた根底には、メロン栽培の裾野を広げたいという思いがあります。インターネットを介して、そのきっかけ作りができたのは、とても意義があると思います。

感動メロンページ

──感動メロンプロジェクトの、今後の展開についてお聞かせください。

まずはこのプロジェクトを、各地でどんどんアピールしていきたいと思います。うちはどちらかと言うと、家業みたいな雰囲気でやってきたので、一企業として自分たちのことを外に発信していくのは不得手でした。ですがお客様にしてみれば、名前も知らない、広告も出していない、ホームページも貧弱、そんなタネ屋は信頼できないですよね。自分たちが誇りを持って行っている仕事なんですから、積極的にPRすればいい。サイト制作をきっかけに、社員たちも、その必要性に気づき始めています。
またサイトに関しては、メロンの成育や品種による差異、微妙な温度管理など、より細やかなアドバイスを充実させていきたいです。
このサイトを通して、「本当に美味しいメロンを一人でも多くの人に」というプロジェクトの趣旨が、農家や直売所の方々、消費者にまで広く浸透し、皆様と感動を分かち合えればと願っています。

感動メロ(肥後グリーン)

感動メロンホームページの、ここに注目!

http://www.kandoumelon.jp/

株式会社松井農園 プロフィール

事業内容 すいかとメロンの育種・採種・販売
住所 奈良県磯城郡田原本町秦庄272
電話 0744-32-2035
創業 1952年2月

※本事例についての記載内容は、すべて作成日時点のものです。

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